車を買い替えるときの自動車保険の切り替え|タイミングと等級の引き継ぎ
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- 新しい車の所有者や用途・車種の条件を満たして「車両入替」の手続きをすれば、今の契約が新しい車で続き、等級も引き継げます。
- 手続きは新しい車の納車日(補償を始めたい日)までに済ませます。入替をしないと、新しい車の事故は原則として補償されません。
- すぐに次の車を買わないなら中断証明書で等級を残せます。保険会社を変えるなら、今の契約の満期に合わせると、等級の上がる時期が遅れません。
この記事は自動車保険の仕組みの一般的な説明です。当サイトは保険代理店ではなく、保険の募集・相談は行っていません。補償内容は各保険会社・代理店でご確認ください。
買い替えたら「車両入替」をする
車を買い替えても、保険を新しく契約し直す必要はありません。契約している車を新しい車に入れ替える「車両入替」をすれば、一定の条件のもとで、今の契約内容を新しい車に引き継げます。
解約して新しく入り直すと、それまでの等級は引き継げなくなることがあります。どの手続きを使うかは、次の車にいつ乗るかで変わります。状況ごとの手続きを下の表にまとめました。
| 状況 | 使う手続き | いつまでに |
|---|---|---|
| 次の車にすぐ乗り換える | 今の保険会社で車両入替 | 新しい車の納車日まで |
| しばらく車に乗らない | 解約して中断証明書をもらう | 申し込める期限は会社によって違う |
| 保険会社も変えたい | まず車両入替をして、満期で新しい会社に移る | 今の契約の満期日の翌日から7日以内に新しい契約を始める |
車両入替の手続きをしないまま新しい車に乗ると、その車で起きた事故は原則として補償されません。納車から30日以内など、決まった期間内に手続きすれば補償する、と案内している保険会社もあります。ただし、期間を過ぎると対人・対物賠償しか補償されないといった制限があり、内容は会社や契約によって違います。納車日が決まったら、早めに保険会社か代理店に連絡してください。
車両入替ができる条件
車両入替には、新しい車の持ち主と、車の用途・車種についての条件があります。新しく買った車に入れ替えるときは、新しい車の所有者が次のどれかに当たることが条件になります(保険会社の案内にある例)。
- 入れ替える前の車の所有者
- 記名被保険者(主にその車を運転する人として契約に書かれた人)
- 記名被保険者の配偶者
- 記名被保険者かその配偶者と同居している親族
- ローンで買い、所有者がディーラーになっている場合のディーラー
- 1年以上のリースの場合のリース会社
用途・車種は、入れ替えられる範囲が決まっています。自家用の普通乗用車・小型乗用車・軽四輪乗用車などのあいだなら入れ替えられる、と案内している会社があります。範囲や細かい条件は会社によって違うので、自分の契約の約款か保険会社で確かめてください。入替と同時に記名被保険者や所有者が変わる場合は、等級を引き継がないことがあると案内している会社もあります。
新しい車の名義を家族にする予定なら、契約する前に「この名義で入替できるか」を保険会社に聞いてください。別居している子どもの名義などは、条件に当たらないことがあります。
手続きの手順と用意するもの
手続きは、今の保険会社のマイページや電話、代理店で行います。次の順に進めてください。
- 新しい車の納車日を販売店に確かめる
- 車検証の情報をそろえる(納車前で車検証がなければ、ナンバー・初度登録年月・型式・車台番号・所有者・使用者を販売店に聞く)
- 変更する日を納車日にして、保険会社に入替を申し込む
- 新しい車に合わせて、車両保険の金額などの補償を見直す
保険会社によっては、今の車と新しい車の走行距離(メーターの数字)も聞かれます。補償が切り替わるのは申し込んだ変更日からで、納車日を指定した場合はその日に新しい車に乗り始めた時点から、と案内している会社もあります。
今の車を売る日と納車日がずれるとき
入替をすると、その日から補償は新しい車に移ります。そのため、今の車を売る日と新しい車の納車日がずれるときは、間の期間をどうするかを先に決めておいてください。
- 新しい車が先に来るとき:入替のあとも査定や引き渡しで前の車を運転するなら、その間の補償を保険会社に確かめてください
- 今の車を先に手放すとき:車のない期間ができます。契約をどう扱うかは、引き渡し日が決まった時点で保険会社に聞きます
ずれをなくしたいなら、引き渡しを納車日にそろえるのが簡単です。下取りなら購入と同じ店なので日をそろえやすく、買取でも引き渡しの日を納車に合わせられる場合があります。比べ方は下取りと買取はどっちが高い?にまとめています。
買取に出すときは、車の売却はクーリング・オフの対象外なので、契約する前にキャンセルの条件と引き渡しの日を確かめてください。何社かに査定を頼める一括査定は、申し込むと複数の会社から電話が来ることがあります。CTN車一括査定は、公式サイトで「やり取りは上位3社のみ」と案内しています。
CTN(電話少なめ)で今の車を査定するすぐに次の車を買わないときは中断証明書
しばらく車に乗らないなら、保険を解約するときに中断証明書を出してもらうと、等級を残しておけます。解約や満期のあと次の契約まで8日以上空くと、ふつうは等級を引き継げないからです。
細かい条件は会社によって違いますが、公式サイトで確かめられた範囲では、次の点は複数の保険会社で共通していました。
- 保険期間中に車を廃車・譲渡・売却した、車検が切れた、盗難にあったなどの理由があること
- 次の契約の等級が7等級以上であること(契約中に事故があれば、下がったあとの等級で見る)
- 中断した日の翌日から10年以内に次の契約を始めれば、中断前の等級で入り直せること
中断証明書を申し込める期限は会社によって大きく違います。SOMPOダイレクトは解約日か満期日から13か月以内、東京海上ダイレクトと三井住友海上は満期日(解約日)の翌日から5年以内と案内しています。
入り直すときも、新しい車が前と同じ用途・車種であること、所有者や記名被保険者が原則として前と同じであることなどの条件があります。発行できない場合もあるので、解約の前に今の保険会社か代理店に条件を聞いてください。親の車を手放すときの流れは免許返納した親の車の処分に、廃車にするときのことは廃車の費用を無料にする方法にまとめています。
保険会社を変えるなら満期に合わせる
保険会社を変えても、等級は引き継げます。ただし新しい契約は、今の契約の満期日か解約日の翌日から7日以内に始める必要があり、8日以上空くと引き継げません。
変えるなら、今の契約の満期に合わせてください。保険期間の途中で解約して移ると、移った先ではその日から1年間同じ等級のままになり、等級が上がる時期が遅れます。買い替えのときは、まず今の会社で車両入替をしておき、保険会社を変えるかどうかは満期が来てから考えてください。
満期で移るときは原則として今の会社への連絡はいらないとされていますが、自動で更新される特約がついている契約は、更新しないことを伝える必要があります。
よくある質問
事故で等級が下がった直後に解約すれば、等級は元に戻りますか?
戻りません。等級が5等級以下の契約は、解約しても13か月のあいだ記録が残り、次の契約にその等級が引き継がれると保険会社は案内しています。
古い車を同居の家族に譲るとき、等級も一緒に渡せますか?
配偶者や同居している親族に車を譲る場合は、等級を引き継げると案内している保険会社があります。配偶者は別居でも引き継げる、としている会社もあります。自分の契約で使えるかは、保険会社か代理店に確かめてください。
買い替えるか、もう少し乗るかで迷ったら、今の車の維持費と次の車検や税金の節目を計算してみてください。トップの道具は登録や電話番号の入力なしで使えます。
維持費と売り時を計算する確認日:2026年11月6日。出典:日本損害保険協会「損害保険Q&A くるまの保険 問24」、損害保険ジャパン「保険用語集 車両入替」と「よくあるご質問 車両入替ができる条件を教えてください。」、SOMPOダイレクト損害保険「お車の変更(車両入替)」「車両入替の注意事項」「中断証明書」、セゾン自動車火災保険「よくあるご質問(車の変更をした場合、いつから補償が切り替わりますか?)」、ソニー損害保険「よくある質問(車を買替えましたが、契約車両の変更手続きを行う前に事故を起こしてしまいました。この事故は補償されますか?)」、東京海上日動火災保険「よくあるご質問(車の買い替えを予定しています。新しい車に保険は引き継げますか?)」、東京海上ダイレクト損害保険「自動車保険の等級は保険会社間・家族間で引き継げる?」「自動車保険の乗り換えタイミング」「よくあるご質問 中断証明書の発行条件を知りたい」、三井住友海上火災保険「よくあるご質問(どのような場合に中断証明書を発行してもらえますか?)」、CTN車一括査定 公式サイト。入替や中断の条件は保険会社や契約の時期によって違います。自分の契約の内容は、契約している保険会社・代理店で確かめてください。